滑舌と歯並び・矯正の影響

滑舌と歯並び・矯正の影響

滑舌と歯並び・矯正の影響について

滑舌の悪さは、多くの場合、舌や顎の動かし方によって改善できるものです。

 

しかし、歯並びが悪いと、どれだけ練習を行なっても、うまく発音できない音が出てきます。

 

今回は、滑舌と歯並びの関係を取り上げていきます。

 

滑舌が悪くなる歯並びの種類

1. 叢生(そうせい)

歯の並び方が全体的にガタガタになっていて、歯の噛みあわせが悪くなっている状態を指します。顎をうまく使うことができず、歯の隙間から音が意図せず漏れてしまうため、滑舌が悪くなってしまいます。

 

2. 上顎前突(じょうがくぜんとつしょう)

俗にいう出っ歯がこの歯並びの特徴です。 口を開ける発音は問題なく行なうことができますが、口を閉じて行なう発音は聞き取りにくくなります。

 

3. 下顎前突(ががくぜんとつしょう)

下顎が前に出ている症状を指します。老人のような喋り方になるのが特徴です。

 

4. 開咬(かいこう)

歯を噛み合わせた時、上の歯と下の歯の間に隙間ができる状態を指します。

 

余分な空気が漏れてしまうため、一部の音をうまく発音することができません。

 

歯並びが悪いと発音しにくくなる音

歯並びが悪いと、サ行 ・タ行 ・ナ行 ・ラ行の発音がしにくくなります。その中でも特に発音しにくい音がサ行です。

 

サ行は歯擦音(しつさおん)と呼ばれており、歯を擦り合わせることで発音する音です。前歯をうまく擦り合わせることができない場合、サ行をうまく発音することは困難になります。

 

歯列矯正は隠せる

歯を矯正する際には、リテーナーと呼ばれる器具を装着します。

 

歯の表側につける器具が周知されていますが、近年は見た目の問題を考慮して、歯の裏側に取り付けるリテーナーや、気軽に取り外しできる着脱可能なリテーナーも存在しています。

スポンサーリンク