舌が短いのは滑舌に影響するか

舌が短いのは滑舌に影響するか

舌が短いのは滑舌に影響するか

舌の形と滑舌の良し悪しは深く関係していると言われています。

 

その中でも舌が短い人は、滑舌が悪くなりやすい傾向があります。

 

今回は舌が短い人の滑舌が悪くなる原因や改善方法を説明していきます。

 

舌の短さと滑舌

(1)舌が短いと滑舌が悪くなる原因

舌が短くて滑舌が悪くなっている人の多くは、舌そのものの長さではなく、舌の裏についているひだ状の舌小帯が、舌の先端にまで伸びていることが原因であることが多いといわれています。

 

この症状は舌小帯短縮症と呼ばれており、舌小帯が舌の動きを制限してしまうことによって、滑舌が悪くなってしまうというものです。

 

舌小帯短縮症の特徴としては、「早口言葉が苦手」「早いスピードで話そうとすると、舌がもつれてしまう」といった症状が挙げられます。

 

(2)手術による滑舌治療

舌小帯短縮症のもっとも効果的な治療方法は、手術となります。

 

舌小帯解離手術と呼ばれる手術で、保険適用となり、3割負担で治療可能であるため、手術費用は5千円程度です。

 

通院の回数も2〜3回程度と少なく、局所麻酔を使用するため、手術中に痛みを感じることはありません。

 

また、年齢に制限がないので、小さな子どもであっても、手術を受けることができます。

 

(3)手術をしない滑舌改善

軽度の舌小帯短縮症であれば、手術ではなく機能訓練だけで、症状が改善されることもあります。

 

この時に行なわれるトレーニングは、「舌を意識して動かす」「ラ行の発音練習を行なう」といった方法です。

 

また、舌小帯短縮症の人は、口をあまり開けずに喋るという特徴を持っています。

 

口をあまり開けずに喋ると、声の大きさが必然的に小さくなり、口の中で音がこもりやすくなってしまうため、聞き取りにくい声になります。

 

よって、トレーニングの一環として、唇を使って発音を行なう練習をすることもあります。

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