滑舌と言語聴覚士

滑舌の悪さを直してくれる専門の職業があります。それが言語聴覚士です。聞き慣れないかもしれませんが、国家試験のあるれっきとした資格のある職業です。

今回は、滑舌と言語聴覚士について説明していきます。

言語聴覚士は失語症や吃音、聴覚障害、嚥下障害などの克服を手伝う職業です。話すことや聞くこと、その他、口に関する様々な障害を治してくれます。簡単に言えば、話す練習をするスペシャリストです。

映画『英国王のスピーチ』は言語聴覚士の仕事のイメージにぴったりだと思われます。

吃音に悩む主人公のジョージ6世が相談に行ったスピーチ矯正の専門家ライオネルが言語聴覚士の役割を果たしています。この映画では、ライオネルがジョージ6世と良好な関係を築き上げていくことによって、ジョージ6世がスピーチの時でもリラックスして話せるようになり、吃音が治るというものでした。

実際の言語聴覚士の仕事はその他にも色々ありますが、イメージとしてはライオネルが当てはまります。

言語聴覚士に向いているのはどんな人なのでしょうか。人が話しやすくするための仕事ですので、まずは他人に共感できる人が向いています。患者さんが、何が原因で話すことに困っているのかを突き止め、改善していく手助けをしていく仕事ですので、コミュニケーションが取れる必要があります。

言語聴覚士は医療の分野から話すことを治していく仕事です。医学的なことに関心がある人でないとなりません。研究が進むごとに新しい知識を取り入れる柔軟性も求められます。

言語聴覚士は、話すことや聞くこと、その他、口に関する障害を抱えている人のための職業です。患者さんの滑舌をよくして、円滑なコミュニケーションが取れるようにしてくれます。まさに滑舌のスペシャリストと言えるでしょう。