舌が厚いことは滑舌に影響するか

舌のサイズが原因で滑舌が悪い人には、舌が大きい場合の他に、舌が厚い場合もあります。

今回は、舌が厚い人と滑舌の問題についてご説明します。

舌が厚いと舌自体の動きが鈍くなり、発音がしづらくなります。舌を丸めたり、引っ込めたりすることが難しいのです。話す時は、舌を素早く何通りもの形に動かさなければなりませんので、舌が厚くて動きが鈍いと一つ一つの音に対応し切れず、言葉がはっきりしないので滑舌が悪くなってしまうのです。

舌の厚さは大きさと異なり、変わっていくものですが、いい滑舌を手に入れたいのであれば、舌の筋肉を鍛えて舌の厚さにかかわらずきれいな発音ができるように練習していきましょう。

舌が厚い人も舌が大きい人と同様に、舌を使ったさ行、た行、な行、ら行の発音が苦手です。舌が厚い人の場合は、舌の動くスピードを重視した鍛え方をする必要があります。なので、早口言葉で舌の筋肉を鍛えていきましょう。

舌をよく使う早口言葉は「除雪車除雪作業中」、「第一著者、第二著者、第三著者」、「老若男女」などです。初めはゆっくり発音して、一音一音の連なりを覚え、自分にとってどの発音が苦手か確認します。

ゆっくり間違えずに言えるようになったら少しずつスピードを早めていきます。だんだんとスピードアップして、一般的に早いと言われるような早さで間違えずに言えるようになったら完璧です。

舌が厚くて自由に動かせないから滑舌が悪いと諦めてはいけません。舌の厚さは鍛えると変わっていくものですし、筋肉が強くなれば、厚さにかかわらず舌を自在に操ることができるようになり、滑舌よく話せるようになります。