滑舌が悪い俳優・役者

滑舌が悪い俳優・役者

滑舌が悪い俳優・役者

ドラマや映画を観ていると、俳優さんの台詞が聞き取れなくて「あれ、今何て言ったの?」と思うことがありますね。それが大事な台詞だと話の展開がわからなくなってしまいます。

 

単に自分が真剣に聞いていなかっただけならいいですが、俳優さんの滑舌が悪くて聞き取れないということもしばしば。どうして滑舌が悪いのにその俳優さんが起用されているのか疑問に思う人もいるでしょう。

 

今回は、滑舌が悪い俳優さんや役者さんについてご説明します。

 

滑舌と俳優・役者

(1) 俳優・役者の演技

俳優や役者になるためには、演技の勉強をしなくてはいけません。当然、その勉強には滑舌の訓練も入っています。では、なぜ台詞が聞き取れないような滑舌の悪い俳優さんや役者さんがドラマや映画に出演できるのでしょう。それは、演技が滑舌だけで決まるものではないからです。

 

ドラマや映画の撮影現場には、大道具と呼ばれるセットがあります。俳優さんはセットの中に立ち、演技をします。カメラが回ったら、台詞の言い方だけでなく、表情や仕草で感情やシーンの状況を伝えます。時には、ご飯を食べながら、とか、洗濯物を畳みながら、など何か別のことをやりながら行動と裏腹の台詞を言わなくてはならないこともあります。

 

演技には台詞を言うことだけでなく、動きや表情、間の取り方なども含まれているのです。きれいな発音で台詞が言えても、その役の感情やシーンの状況がうまく伝わらないよりは、多少滑舌が悪くてもシーンとして成り立つ演技ができる人が起用されるのです。

 

(2) 俳優・役者は滑舌の最低ラインを超えている

最近は滑舌が悪い俳優が増えたという意見も当然ながらあるでしょう。旬なタレントを起用することで視聴率を取ろうとした結果、滑舌が悪いタレントが重要な役についてしまい、ネットで叩かれるなんてこともよく見ます。それでも、旬が続く限りそのタレントが使われ続けています。それは滑舌の悪さを補うだけの魅力があるからです。

 

滑舌だけが全てではない

台詞が聞き取れないことは観ている側にとっては集中力を切らしてしまう要因にもなりかねます。大事な台詞一つ聞き逃したことが原因でその先がわからなくなってしまうからです。でも、俳優さんの所作などをよく観察してみてください。ちゃんと観ていれば、台詞を聞き逃したくらい忘れて、先の展開に夢中になることもできますよ。

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