滑舌の練習：ラ行

滑舌の練習：ラ行について

滑舌練習でラ行が苦手という人が多く見られます。子供の頃から苦手という人もいれば、大人になってから苦手になったという人もいるでしょう。

どちらにしても、行なう練習方法は変わりません。

ラ行をうまく発音するポイントは、「口を大きく動かすこと」と「舌をしっかり動かすこと」です。

ここでは、どのようなトレーニングを行なえば、ラ行をうまく発音できるのか、ラ行の改善トレーニング方法を紹介していきます。

ラ行は舌を動かしていないことが原因で、滑舌が悪くなるといわれています。

しかし、意識的に舌を動かしても改善されないという意見も見られます。

これは舌を動かそうとして、力を入れてしまっているためです。

ラ行の発音をうまく行なうためには、力を抜いた状態で舌を動かす必要があります。

これはラ行がダ行になってしまう人の特徴です。

肺から上がってきた空気を、口の中で一旦留めてしまい、それを一気に吐き出すことでラ行がダ行に変換されてしまいます。

ラ行をきれいに発音するためには、わざとらしいほどに舌と唇を大きく動かして発音してみましょう。

ただし、舌に力を込めすぎてはいけません。

上の歯茎に舌を軽くあてるイメージで、柔らかく動かしましょう。

口は皮が引きつるくらいにハッキリと形作りましょう。

まずは大げさに正しい発音の動作を行い、定着させることが重要です。

「ンラ、ンリ」というように、口の中に一旦空気を溜めてしまうと、ラ行がダ行になってしまいます。声を出すよりも先に、唇を動かすようイメージしましょう。

唇が閉じている状態で声を発すると、「ラ」の前に「ン」の音が混ざってしまいます。