五十音を使った滑舌改善のための練習
音読や朗読で文章を読んでみたけど噛んでしまってすらすらと読めない、ということもあります。そうした方は無理に文章に挑戦しなくても、五十音を使った発声練習を先にやってみましょう。
今回は五十音を使った滑舌改善のための練習について説明します。
五十音を使った滑舌改善
(1) 簡単な発声練習
初めから文章を読むにはまだ不安があるという方は、まずは五十音の一音一音をはっきりと言えるようになることから始めましょう。それには簡単な発声練習をおすすめします。
一つ目は「あえいうえおあお」、「かけきくけこかこ」、「させしすせそさそ」……とあ行からわ行までの五十音を一音ずつ声に出してみる練習です。口の形の舌の動きを行ごとに区切って意識的にまとめて練習することで、正しい発音ができるようになります。
二つ目は「あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ」、「かきくけこ きくけこか くけこかき けこかきく こかきくけ」、「さしすせそ しすせそさ すせそさし せそさしす そさしすせ」……と一音ずつ順番を変えて全ての音が一順するまで声に出してみる練習です。
普段は「あいうえお」、「かきくけこ」、「さしすせそ」の順番でしか読みませんから、順番が変わるだけで頭がこんがらがって一発で読めないでしょう。
(2) 発声練習の効果
一つ目の発声練習では、一音一音に対応した口と舌の動きを確認できます。ゆっくりと一音一音の音と口の動きを意識してやりましょう。
二つ目は普段とは違う順番で五十音を声に出すので、頭の体操にもなります。瞬時に頭の中で言う事を整理して声に出して間違えずに言えるようになりましょう。
焦らず自分のペースでやること
発声練習は滑舌よく話ができるようになるための最初の一歩です。簡単すぎて意味がないように思う方もいるかもしれませんし、呂律が回らなくて何度やってもうまくいかない方もいるかもしれません。口が慣れてくれば誰でも間違えずに言えるようになりますから、焦らず自分のペースで練習していきましょう。
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