滑舌と健康の関係について
あまりにも滑舌が悪い人は、自分が病気に罹っているのではないかと考えることがあります。
実際に滑舌は病気の前兆として、取り上げられることがある症状です。
ただし、病気とは関係のない滑舌の悪さも存在しています。
今回は滑舌の悪さと健康について、説明していきます。
滑舌の悪さと健康
(1)滑舌が悪い=病気ではない
脳溢血などの病気の前兆として、滑舌が悪くなることもありますが、滑舌が悪い=病気であるということではありません。
滑舌の悪い原因には、話すときの呼吸方法が間違っている・話すときの呼吸のコントロールができていない・舌の筋肉が弱い・舌の形に問題があるなど、さまざまな理由があります。
ただし、短期間で急激に滑舌が悪くなった場合、病気の前兆を疑うべきかもしれません。
(2)病気が疑われる滑舌の悪さ
脳の病気を患ったことがある人は、言語に障害がでることがあります。後遺症だけでなく、病気になる前の前兆としても、滑舌が悪くなることは有名です。
これは脳の血管の流れが悪くなり、脳内の言語を司る部分が機能障害を起こしてしまうためです。
発症すると急に倒れることが多いため、予測が難しいように思われている脳の病気ですが、前兆は多かれ少なかれ表れます。
滑舌が悪くなると同時に、手足の痺れなど、他の症状も表れることが多いので、合わせて注意しておきましょう。
(3)滑舌の悪さが影響する病気
脳の病気以外にも、滑舌が悪くなる症状があります。
特に多いのは耳の病気です。人間は自分の声を耳で聴いて、発声を調整しています。
高齢者の中には、耳が遠くなったことが原因で、滑舌が悪くなる人もいます。
これらの症状は内科や脳外科では改善できません。耳鼻科を受診して、耳の治療を行なうことで滑舌が改善される可能性が高いでしょう。
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