舌小帯と滑舌

舌小帯と滑舌

舌小帯と滑舌

滑舌が悪い原因の病気に舌小帯短縮症というものがあります。芸能人がこの病気の手術をしたことが有名になったりもしていますが、この病気は一体何なのでしょう。

 

今回は舌小帯と滑舌について説明します。

 

舌小帯と滑舌の関係性

(1) 舌小帯とは何か

舌小帯とは、舌の裏側についているヒダのことです。このヒダが短かったり、先端に近かったりすると、舌の動きを抑制してしまう場合があります。それが舌小帯短縮症です。舌足らずな話し方の人や、ら行やさ行などの舌をよく使う発音が苦手な人は舌小帯短縮症の可能性があります。

 

舌小帯短縮症の人は、度合いにもよりますが、口を縦に大きく開けた時に舌を口蓋につけられないほど舌の動きが不自由です。滑舌の練習をしても滑舌が治らない場合や、舌に扱いにくさを感じる場合は舌小帯短縮症かもしれないので、病院で診てもらいましょう。

 

(2) 舌小帯短縮症を手術で治す

舌小帯短縮症は生まれつきの病気です。乳幼児の時に発覚したら、その時点で手術をすることもあります。舌小帯短縮症の手術は舌小帯を切って舌の可動範囲を広げるものです。基本的には局部麻酔での手術が可能で、術後も麻酔が切れ次第、食事ができる簡単なものです。

 

舌を切ることに恐怖を感じる人もいるかもしれませんが、滑舌があまりにも悪い場合は手術をした方が今度の生活のためにもなるでしょう。

 

舌小帯短縮症の手術を受けるだけでは、滑舌はよくなりません。舌の可動範囲が広がったら、舌をうまく使う練習もしていかなければなりません。手術が済んだら自分のペースで滑舌の練習をして、舌をうまく使えるようになりましょう。

 

舌の働きと滑舌

日本語の五十音に舌を使った発音は沢山あります。舌の働きが不十分だと、言えない言葉が出てきたリ、聞き取りにくい話し方が定着したりしてしまいます。子供など、手術というだけで怖がってしまう人もいるでしょうが、舌小帯短縮症が滑舌の悪さの原因だと判明したら、手術をすることをおすすめします。

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