滑舌と知能

滑舌と知能

滑舌と知能

ペラペラと早口で噛まずに話ができる人はなんとなく頭がよく見えますよね。会話のスピードが早かったり、言われたことに即答できたりする人は周囲から頭がいいと思われます。

 

今回は滑舌と知能の関係について説明します。

 

滑舌と知能の関係

(1) 話すことは高度な思考能力によるもの

前回まででも説明しましたが、話をすることは、相手の言ったことを聞き取り、脳で理解して、何を言うかを決め、口に出して言うという、長いプロセスを通じて行われる高度な行動です。耳と頭と口を同時に動かしていると言えばわかりやすいかもしれません。

 

滑舌よく話せる人は、相手の言ったことを瞬時に理解して、自分の言いたいことが頭の中ではっきりしていて、呂律が回らなくなったり言い間違いをしたりせずちゃんと言えます。

 

ですが、滑舌のよさだけが知能を測るものではありませんので、無理して早いスピードで話したり、即答しようとしたりする必要はありません。相手とテンポを合わせて、言いたいことが伝わるように、言おうとしていることの意味を頭の中で理解しながら話すことを心がけるようにしましょう。

 

(2) 滑舌の練習で頭の体操をする

話すことは脳の働きを活発にします。一度に耳と頭の口を動かすのですから当然です。滑舌の練習をするだけでも、十分に脳の働きを活発にすることができます。滑舌の悪さを気にしているわけではない人も、頭の体操だと思って滑舌の練習をしてみるといいでしょう。

 

滑舌の練習は何か文章の音読などでいいです。舌や唇の動き、声の出し方や大きさ、トーン、話すスピードなどを意識して取り組みましょう。一度に多くの情報を処理しつつ、間違えずに読めるようになるだけでも頭の体操になります。

 

滑舌よく話ができるようになると頭もよくなるのか

滑舌がよくなれば頭もよくなるのか。それは考え方によります。滑舌の練習をしても年号や英単語を覚えられるわけではありません。ですが、滑舌の練習をすることで、意識をあらゆる方向に一度に向けさせられるようになると考えれば、頭がよくなったと言えます。他人を気遣いながら自分の言いたいことを率直に伝えられるようになると、周囲からの評価も上がります。

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