滑舌を良くするための準備運動

滑舌を良くするための準備運動

滑舌を良くするための準備運動

これまで、滑舌の練習方法をいくつか紹介してきました。それらの効果を上げ、より美滑舌に近づくためには、今までの練習に取り組む前の準備運動もやる必要があります。

 

今回はその準備運動を紹介します。

 

滑舌をよくする準備運動

(1) 口の体操

日本語の発音をきれいにするには、母音をはっきりさせることが最重要です。それに、口を大きく開かなければ、声が遠くまで届かなくなってしまいます。滑舌をよくするには、まず口の体操をして口が大きく開くように練習しましょう。

 

口の体操の一つ目は喜怒哀楽の表情を作ることです。楽しい時や嬉しい時は笑顔を作って口を大きく開けます。怒っている時や悲しい時は口をしっかりと閉じて口角を下げます。連続してそれをやることで、表情筋を締めたり緩めたりするので口の動きも活発になっていきます。

 

二つ目は「あえいおう」の形に口を大袈裟に開くことです。「あえ」で口を大きく開き口角を上げ、「い」で唇を横に引っ張り、「おう」で唇を限界まで前に突き出しすぼめます。今度は反対に「うおいえあ」という風に、だんだんと口を大きく開けていきます。

 

(2) 口の体操の効果

口の体操をすると、表情筋を沢山使います。すると、滑舌がよくなるだけでなく、表情も豊かになります。口を大きく開けることを実践することで、日常会話をする時も口を大きく開けることに抵抗がなくなり、はきはきとした話し方ができるようになります。

 

口の体操をすることで一つ一つの母音の口の形を練習することもできます。これ以上は開かないというくらいに大袈裟に口を開けて練習すれば、日常会話で母音の口の形を意識して話さなくても自然と口が開き、相手に聞き取りやすい話し方ができるようになります。

 

表情筋を目いっぱい使う

口の体操は滑舌をよくするための準備運動です。口を大きく開けるのが恥ずかしいと思っていると、十分な練習になりません。人目が気にならない場所を選んで目いっぱい表情筋を使って練習してください。

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