すぐ噛む癖があり滑舌が悪い
滑舌が悪いのかどうかわからないが、話しているとつい噛んでしまう癖があるという方もいるでしょう。噛んでしまうと言葉を言い終わる前につっかえてしまい、相手も聞き取りにくいですし、自分も恥ずかしい思いをします。
今回はすぐ噛む癖がある場合の直し方について説明します。
すぐ噛む癖がある場合
(1) 噛み合わせが悪くてすぐ噛んでしまう
話している時すぐ噛んでしまう人は噛み合わせが悪いのが原因と考えられます。噛み合わせが悪いと、口を動かした時に舌が歯と当たってしまい意図しない音を発してしまったり、舌を噛んでしまったり口を上手に動かせなくなってしまったりして、途中で言いよどんでしまいます。
噛み合わせが悪い場合は、矯正歯科で治療を受け、歯並びを整え噛み合わせをよくすることができます。これには時間がかかりますが、ある程度有効な手段と言えるでしょう。
(2) 焦らずゆっくりと話すこと
人が話をする時は、耳で相手が言ったことを聞き、脳でその意味を理解し、自分が何を言うかを決め、口に出して言うというプロセスがあります。日常的に繰り返されていることなので、あまり意識されませんが、会話は、行動としてはかなり高度なことをしているのです。すぐ噛んでしまう人はこのプロセスが順調に回っていないのだと思われます。
思ったことと言おうとしたことが異なっていて、口がうまく回らず噛んでしまったという経験はありませんか? それは、脳で言おうと思ったことと、口で言おうとしたことにズレがあり、脳からの司令が口にちゃんと伝わらないからなのです。
話をしようと思ったら、焦らず、まずは何と言おうか決めてから口を動かすようにしてみましょう。何も言わずにいると不審がられるかもしれないので、「ちょっと待ってね」、「えっと」など、何でもいいので相手に待ってもらうポーズをしましょう。
絶対に噛まないで話すことは不可能
どんなに滑舌がいい人でも、噛む時は噛みます。噛んでしまうことを怖がって話すことをやめてしまうよりは、噛んだら言い直せばいいと思うくらいの気持ちで話しましょう。
スポンサーリンク