滑舌とうつ病について
うつ病による精神・身体症状として、滑舌が悪くなることがあります。
うつ病によって、めまいや動悸が起こることは有名ですが、滑舌もこれらと同じく、うつ病の症状のひとつなのです。
今回は滑舌とうつ病について、説明していきます。
滑舌とうつ病
(1)うつ病になると滑舌が悪くなる理由
うつ病になると滑舌が悪くなる理由はおもに2つです。
ひとつは、うつ病の症状のひとつとして、滑舌が悪くなってしまいます。
うつ病は自律神経に大きな影響を与えます。自律神経は、肉体の緊張とリラックスをコントロールしている器官です。
うつ病は緊張状態が続きやすくなります。体が緊張状態になると、舌がもつれて上手く喋れなくなるため滑舌が悪くなってしまうのです。
もうひとつの理由は、抗うつ剤など、うつ病の治療に使われる薬の副作用です。
あまりにも滑舌が悪い時は、医師に相談して薬を変えてもらいましょう。
(2)滑舌が悪くなるスピード
うつ病になったからといって、突然、滑舌が悪くなるわけではありません。
また、長期間、うつ病だからといって、必ず滑舌が悪くなるというわけでもありません。
うつ病は人によって、さまざまな症状があらわれる病気です。
滑舌が悪くなったからといって、うつ病であるとは限らないということを覚えておきましょう。
(3)滑舌の悪さがうつ病を招く?
うつ病の影響で滑舌が悪くなってしまうこともありますが、逆に滑舌が悪いことがコンプレックスとなって、うつ病になってしまうこともあります。
また、滑舌の悪さを気にするあまり、人と話すことが嫌になってしまい、引きこもりになってしまうといったことも考えられます。
悩んでいる人は、滑舌トレーニングを行い、滑舌を改善していきましょう。
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