滑舌とパーキンソン病

滑舌とパーキンソン病

滑舌とパーキンソン病について

パーキンソン病は筋肉が硬くなっていく病気です。手足を動かしにくくなるだけでなく、顔や喉の筋肉も固くなっていくため、滑舌が悪くなる・大きな声を出せなくなるといった言語障害が起こります。

 

今回はパーキンソン病と滑舌について、説明していきます。

 

滑舌とパーキンソン病

(1)パーキンソン病とは

パーキンソン病はドーパミンの減少によって引き起こされる病気です。

 

手足の震え・動きの遅さ・筋肉が硬くなる・体のバランスをとりにくくなる、という4つの症状がパーキンソン病の代表的な特徴です。

 

自律神経が乱れる症状もあり、便秘や異常発汗といった肉体的な症状から、幻覚・妄想・幻聴といった精神的な症状までさまざまな障害が現れます。

 

(2)パーキンソン病と滑舌

パーキンソン病を患うと、筋肉を上手く動かせなくなるため、滑舌が悪くなることがあります。

 

顔の筋肉(表情筋)や舌がスムーズに動かず、ろれつが回らない・声のボリュームを出せないといった言語障害が起こります。

 

また、病気が進行すると嚥下障害によって食事にも支障が出始めます。

 

(3)パーキンソン病のリハビリ

パーキンソン病のリハビリの一環として、ボイストレーニングが用いられています。

 

これは滑舌改善のトレーニングに近いトレーニングで、顔の筋肉を鍛える運動や舌の筋肉を動かす運動が取り入れられています。

 

パーキンソン病が進行すると、舌の動きが悪くなり、食べ物を嚥下することが難しくなってしまうため、滑舌トレーニングは必須となるリハビリです。

 

パーキンソン病の対処法

パーキンソン病は原因や治療法が定まっていない病気です。

 

しかし、早い段階で治療を行なえば、パーキンソン病の進行を遅らせることができます。早めに病院で検査を受けましょう。

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