滑舌と頭痛

滑舌と頭痛

滑舌と頭痛について

滑舌が悪くなるような頭痛は重篤な疾患であることが多い、と言われていますが、実は急を要さない慢性頭痛であっても、滑舌が悪くなることがあります。

 

頭痛と滑舌は密接に関係しており、頭痛が出ているときに滑舌が悪くなったからといって、必ずしも脳溢血やくも膜下出血であると判断されるわけではありません。

 

今回は頭痛と滑舌の関係を紹介していきます。

 

頭痛と滑舌

(1)危険な頭痛と滑舌は?

重篤な病気を患っている可能性が高い頭痛と滑舌の悪さは、今まで持病がなかったにも関わらず突然頭痛が始まり、手足のしびれなどを伴う場合です。

 

この場合、滑舌もはっきりと言葉が話せないレベルにまで悪くなります。

 

脳腫瘍やクモ膜下出血、脳出血といった緊急性を要する病気を患っている可能性がありますので、すぐに病院でCTやMRIなどの検査を受けましょう。

 

(2)偏頭痛でも滑舌が悪くなる

偏頭痛は頭の血管が膨張し、脳神経が刺激を受けることによって痛みが生じる病気です。前兆がある偏頭痛と前兆のない偏頭痛に分けられており、前兆がある偏頭痛の場合、頭痛が起こる前に、いくつかの前兆がみられます。

 

この前兆症状の中に言葉が話しにくくなる失語性言語障害が含まれており、15分から30分程度、症状が続いたあと、頭痛が始まるという特徴があります。

 

偏頭痛のうち、1/5程度の割合で前兆症状が起きるといわれています。

 

(3)偏頭痛の対処は冷やすこと

偏頭痛は血行が悪くなっているために起きる症状ではありません。血管が膨張している、すなわち血行がよくなりすぎているために起きる症状です。

 

よって、血管が膨張している部分を温めると頭痛が悪化してしまいます。

 

偏頭痛が出た時・偏頭痛で滑舌が悪くなった時は、頭や首筋を冷やすことが大切です。

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