滑舌と脳梗塞

滑舌と脳梗塞

滑舌と脳梗塞について

脳梗塞になると、滑舌が悪くなることがあります。手術を終えた後だけでなく、脳梗塞の症状が現れる前兆としても、滑舌が取り上げられており、危険をいち早く察知するためにも注目しておくべきでしょう。

 

今回は脳梗塞と滑舌の関係を紹介していきます。

 

脳梗塞と滑舌

(1)脳梗塞とは

脳梗塞とは脳内の血管が切れて、脳内出血を起こしてしまった状態です。半身麻痺や全身麻痺といった重篤な後遺症が残ることも多いため、早い段階での発見・治療が重要とされています。

 

しかし、脳梗塞は脳内で起きている病気です。外見的に脳梗塞の予兆がわかるわけではありません。なおかつ、血液検査や問診といった軽い診察では見抜くことができないため、検査を行なう際にはCTスキャンやMRIの撮影といった大掛かりなものとなります。

 

(2)脳梗塞の後遺症

脳梗塞の後遺症は脳の機能が出血により、一時的に停止してしまったことで起こります。中でも左脳にダメージを負った人が、言語障害によって滑舌が悪くなりやすいといわれています。これは左脳に言語機能を司る脳機能が存在しているためです。

 

リハビリによって徐々に回復させることができますが、手術直後は口の中に真綿を詰め込んでいるような感覚になり、食事を摂るのも難しくなるとされています。

 

(3)脳梗塞の前兆

脳梗塞にはいくつかの前兆が起こります。

  • 手足が片方だけ痺れる
  • めまいがする
  • ろれつが回らなくなって滑舌が悪くなる
  • 物が二重に見える
  • 人の話を理解できない

ただし、これらの症状が必ず脳梗塞の前兆として現れるわけではありません。もっと軽い症状として現れることもあります。

 

脳梗塞の前兆として覚えておくべき症状は、『言語障害』『嚥下障害』『運動障害』『平衡障害』『感覚障害』『視覚障害』の6つです。

 

滑舌が悪くなるというのも脳梗塞を見抜くための重要な要素となります。

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