歯並びがサ行の発音の滑舌に影響を与える

歯並びがサ行の発音の滑舌に影響を与える

歯並びがサ行の発音の滑舌に影響を与える

歯並びは滑舌に大きな影響を及ぼします。特に、さ行など息の吐き出し方で区別される音は歯並びが悪いと発音しにくくなります。

 

今回は歯並びによるさ行の発音への影響について説明します。

 

歯並びによるさ行の発音への影響

(1) さ行は歯並びが悪いとうまく発音できない

さ行は息を吐き出すことで発する無声子音ですので、歯並びが悪いと息がきれいに吐き出されなくなり、発音がきたなくなってしまいます。特に前歯が隙っ歯だったり、ガタガタな歯並びだったりすると、吐き出された息があらぬ方向に飛んでいってしまうので深刻です。

 

歯並びの悪さは歯列矯正で治せますので、さ行の発音がしにくいのが気になる場合は、滑舌の練習と合わせて歯並び自体を治す矯正をした方がいいです。

 

(2) さ行の発音の改善方法

歯並びはある程度の年齢になるまでは変化するものです。特に、子供の場合は歯の生え変わりの時期がありますので、小さい頃から歯並びの悪さを深刻に受け止めなくても大丈夫です。永久歯に生え変わってからも滑舌が悪い場合は、子供の年齢と歯並びの状態を総合的に見て、歯列矯正をするべきか矯正歯科の医者と相談して決めるようにしましょう。

 

歯並びが悪くても、息の吐き出し方のトレーニングをすればさ行の発音はある程度改善します。歯の間から息が漏れていかないように、舌を真っ直ぐ口蓋につけて、舌に息を滑らせるようにして、正しい場所だけに息が当たるように練習します。口に手を近づけて「すー」と息を吐き出した時、手のある一点にだけ的を絞るように息が吐き出されているかで確認します。

 

舌の使い方次第でさ行の滑舌はよくなる

さ行は息を吐くことで発音するので、歯並びが悪いときれいな発音がしにくくなります。とはいえ、誰もが完璧な歯並びを持っていないといけないわけではありません。多少歯並びが悪くても、息の吐き出し方を工夫することで発音を改善できます。

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